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不調の原因は文明病?「最高の体調」で分かる現代の必須ライフハック

うつ病・肥満・不眠・集中力の欠如・モチベーションの低下…などなど、現代には様々な身体の不調が存在している。一見バラバラに見える個々の問題は、すべて「文明病」という一つの線で繋がっていた・・・

そんなユニークな結論を主張しているのが、今回紹介する「最高の体調」です。

「現代」と「古代」の生活習慣を徹底的に比較・研究し、現代人の身体の不調に次々とアプローチしていく…という、実に面白い内容になっています。

デンジ

今回は「最高の体調」を手にするまでのロードマップと、個人的に刺さったライフハックを厳選して紹介します。

今回紹介する本

【結論】不調の原因は文明病である

現代生活

早速ですが本書の結論は、「現代社会で発生する身体の不調は、ほぼ全て文明病が原因になっている」というものです。

文明病とは?
古代から現代への進化の過程で生まれた病気・症状・ストレスなどの総称。

現代に蔓延する不調はさまざまですが、現代では個々の問題を別々に切り離し、それぞれに合った対処法で改善するのが通常の解決フローになっています。

不調の原因解決方法
やる気が出ない自己啓発書
仕事の効率が悪いビジネス書
感情の起伏が激しい心理学書
慢性的な不健康家庭の医学書

この方法は確かに便利ですが、表面上の問題を解決しているだけで、根底にある不調の原因を取り除けないというデメリットがあります。

デンジ

まずは文明病の発生メカニズムを知り、どう防げるかの知識を学ぶことが、解決の糸口になるのです。

早すぎる進化スピードの弊害

博物館の恐竜の骨

ここ100年間だけでも科学の進歩は急速に進んでおり、明らかに人間の適応よりも進化スピードのほうが早い状態になっています。

  • カロリーの過剰な増大と、未知の食べ物の出現
  • デスクワーク中心の労働環境や、慢性的な運動不足
  • インターネット・デジタルデバイスの発展

その結果、古代ではあり得なかった未知の問題が噴出し続けているのです。

デンジ

豊かで暮らしやすい世界になった一方で、人類は心身ともに健康的な生活から遠くなっているのも事実です。

狩猟民族の研究で分かること

原始時代

本書では狩猟民族の研究データを持ち出し、文明病解決のヒントを探っていく内容が多く盛り込まれています。

狩猟民族は、近代化の影響をほぼ受けず、今なお古代と変わらない生活を続けている貴重な民族です。

すなわち、「現代人」と「狩猟民族」の生活を比較・研究することが、文明病に毒された現代人への特効薬になるというわけです。

デンジ

狩猟民族に肥満人はいませんし、不眠やうつを表す単語すら存在しません。限られたコミュニティーで生活する狩猟民族は、現代人が抱える精神的なストレスもほとんどありません。

解決の糸口となる3つのアプローチ

では具体的に、どのようなアプローチで数々の文明病に立ち向かえば良いのか。

「最高の体調」では、古代の生活で良かった要素をできるだけ取り入れることを重視しています。

古代の生活と違うポイントは、「少なすぎる」「多すぎる」「新しすぎる」の3つのフレームワークでほぼ全てを分類できます。

現代は古代と比べて…

少なすぎる多すぎる新しすぎる
有酸素運動摂取カロリー加工食品
睡眠アルコール人工照明
食物繊維乳製品デジタルデバイス
オメガ3脂肪酸人口密度インターネット
太陽光の摂取量衛生設備慢性的なストレス
他人への貢献人生の価値観孤独
※本書から一部内容を抜粋

これら3つの要素から原因を探り出し、適切な対策をうっていけば、文明病の蔓延る現代社会でも真の健康を取り戻せるようになります。

文明病を回避するためのアプローチ方法
  1. 現代生活で少なすぎるもの・・・増やしていく
  2. 現代生活で多すぎるもの・・・減らしていく
  3. 現代生活で新すぎるもの・・・減らしていく

デンジ

「原始時代の生活に戻ろう」という非現実的な対策ではなく、現代でも無理なく取り入れられる古代の習慣を生活の中で増やしていこうぜ!…という作戦です。

文明病の正体は「炎症」と「不安」

一口に「文明病」と言われても、壮大すぎてイメージが掴みにくいもの。

文明病をより具体的に掘り下げると、「炎症」「不安」という2つの要素で表すことができます。

アラート

「炎症」は身体の悪いところを治す免疫システムの一つで、「不安」は未知の脅威に対するアラームのようなもの。どちらも古代の生活に対応するために生まれた身体の機能の一つですが、現代では誤作動が起こりまくっています。

古代と現代では生活環境が違いすぎて、本来身体を守ってくれるはずの機能が過剰に反応してしまっている状態なのです。

  • 炎症・・・身体の至るところで起こる細胞レベルの火事のようなもの。外傷やウィルスなどを治療する。現代では食事や生活環境が引き金になる
  • 不安・・・未知の危機を察知するために備わっている機能。近くに迫る危険を回避する働きがある。現代では人間関係やストレスが引き金になる

現代の炎症はジワジワと燃える

炎症は外傷・内傷問わず、身体に問題が発生したときに必ず起こる反応です。

薬に依存している人

古代の炎症は、猛獣との戦闘による怪我・外傷、感染症などによる短期・中期的な炎症がほとんどなのに対して、現代の炎症は、肥満・鬱・不眠・健康不良など、長期的な炎症が多いのが特徴です。

  • 古代の炎症・・・原因を見つけやすく、治ればすぐに終わることが多い
  • 現代の炎症・・・原因を見つけにくく、完治せずにダメージを受け続ける

デンジ

現代は目の前に迫る死のリスクは少なくなったものの、見えないところで不調が悪化しやすい環境と言えるでしょうね。

現代の不安はぼんやりしている

不安は危機へのアラームと説明しましたが、炎症と同様に、古代・現代を比べると性質が大きく異なっています。

いじけている女性

古代人が抱えていた不安は、猛獣から逃げたり、危険地帯を察知したり、食糧を確保したり…と、生死に直結する問題が多いのが特徴。対して現代の不安は、仕事の重圧・将来の心配・人間関係など、不確定な未来に対する問題が大半です。

また、古代の生活では対処の選択肢が少なかったため、不安への対処法は限りなくシンプルでした。

  • 猛獣に襲われたらどうする?・・・「その場で戦う」or「逃げる」
  • 食料が獲れなかったら?・・・「もっと探す」or「空腹を我慢する」

一方の現代人はというと、多様化する価値観のせいで、無数の選択肢の中から選択・決断し、常に最善手を選び続けなければいけません。

加えて現代は、「未来との距離が遠すぎる」ことも大きな問題です。

原始人

古代の生活は基本的に「その日暮らし」です。その日の食糧が確保できれば良し・その日の脅威がなければ良しなので、未来に対して悩む必要がありません。連続する今を生きているので、未来という概念や言葉がない狩猟民族すらいるのです。

一方の現代人は、常に「未来の時間軸」を生きています。

勉強・仕事・恋愛・生活・将来の夢…など、ありとあらゆる項目で先読みのスキルが必要になるのが現代社会。

選択肢が増えたのは良いことですが、同時に未来に対する大きな不安も生まれているのです。

  • 古代の不安・・・危機や脅威がはっきりしているのが特徴。選択肢が少ないので迷いにくく、問題への対処法もシンプルになる。
  • 現代の不安・・・直接的な脅威は少ないが、不確定な遠い未来に対するストレスが多い。実態が見えづらく、選択肢が多すぎて迷いやすい。

デンジ

現代人が抱える不安のほうが「タチが悪い」と言えるかもしれませんね。

具体的な解決ロードマップ

ここまでの結論を一旦まとめてみます。

  1. 現代人が抱える不調の原因は「文明病」である
  2. 文明病は「炎症」と「不安」の2つの要素で構成される
  3. 文明病解決のために、狩猟民族の生活からヒントを得よう

ここまでが冒頭部分1〜2章の内容をざっくりまとめたもの。

次章以降からは、「炎症」と「不安」をより具体的に解消するためのライフハックを網羅的に紹介する構成となっています。

各章の具体的な内容
  • 炎症の区分・・・3章「腸」|4章「環境」|5章「ストレス」
  • 不安の区分・・・6章「価値」|7章「死」|8章「遊び」

デンジ

各章の最後には「実践ガイド」というまとめページがあり、その章で実践すべきテクニックが網羅されているのも嬉しいポイントです。

特に面白かった知識・ノウハウを紹介

本書では無数のライフハックが網羅されていますが、その中でも個人的に気になったテクニックをいくつか紹介します。

偽物の自然でもリラックス効果あり

自然の風景

現代では接触の機会が大幅に減ってしまった自然環境ですが、体調を改善するためには触れ合う機会を増やしていくのが得策です。

手軽かつ簡単にできる方法が、「偽物の自然」を生活に取り入れることです。

簡単にできる自然接触(偽)
  • LINEのトーク背景を自然風景に変える
  • 作業中に流す音楽を自然音に変える
  • デスクの上に観葉植物を置く

たとえ偽物だとしても、脳が感じる反応は本物。

生活の中に自然要素を積極的に取り入れることで、ストレス解消やリラックス効果を得ることができます。

デンジ

特に観葉植物は有効性を示すデータが多く、幸福感や集中力を高める効果が期待できます。品種によっては室内の有害物質を吸収してくれるものもあり、天然の空気清浄機として役立ちます。

抗菌・殺菌グッズは害になり得る

せっけん

現代は抗菌・殺菌グッズが数多く販売されていますが、これらを使いすぎると、人体にとって有益な細菌やバクテリアを死滅させてしまいます。

  • 抗生物質を1回飲むだけで、腸内細菌の3分の1が死滅する
  • 抗菌グッズの過度な利用で、肌に住む有益なバクテリアが死滅する

デンジ

「より清潔な生活を!」…という理想を追求していった結果、古代から友好関係にあった細菌たちを根絶やしにしてしまったのです。

人体にとって有効に働く細菌を呼び戻すには、抗菌グッズ・抗生物質の使用を控えるのが得策です。

ワンポイントアドバイス
  • 抗生物質はよほどのことがない限り使わない
  • 抗菌ソープは廃止し、無添加せっけんと水で身体を洗う
  • 抗菌グッズの利用は水回りだけに限定する

未来と現在の距離を縮めるテクニック

会議をするビジネスマン

夢・目標・野望・将来…など、想像する未来と現在の距離が大きくなるほど、人間の不安は増大していくものです。

これを解決するために有効なテクニックが「イフゼンプランニング」です。

イフゼンプランニングとは、「Aをしたら、Bをする」…というふうに、発動条件と行動をセットにするテクニックのこと。

フォーマットに当てはめればすぐに使える強力な行動強化の方法です。

  • 「17時になったら晩ご飯を食べる」
  • 「日曜日の朝になったらジムに行く」

上記のように、発動条件と行動が明確になっていれば、どんな言葉を入れてもOKです。

このテクニックを取り入れることで時間と行動が固定されるため、目指す未来との距離感を掴みやすくなるのです。

デンジ

こちらに関しては深堀り記事も書いたので、本格的に運用したい人はぜひ参考にしてみてください。

こちらもおすすめ

習慣化を強力にサポート!イフゼンプランニングの効果と運用のコツを解説

趣味を始めるなら同期行動を意識

集団で運動する人たち

現代で特に希薄になってしまったのが、人と人との濃い信頼関係です。

現代に蔓延する「孤独」は死期を早め、各種病気のリスクを増大させる社会問題になっています。

それを解消する手助けとなるのが「同期行動」です。

同期行動とは?
集団で同じような動作の作業をすることで、信頼感・結束感が高まる行動のこと。

人間は継続的に同期行動をすることで孤独を癒し、人生の中で幸福感・充実感を得ることができます。

新しい趣味を始めるときや、何らかのコミュニティーに参加するときは、「同期行動を取れる場所なのかどうか」をチェックしてみましょう。

同期行動の有無をチェックするポイント
  • 全員が近い場所に集まって行う
  • 同じタイミングで同じ動作をする

デンジ

特にフリーランスの人間は孤独になりがちなので、積極的に人と交流する機会を増やしていきたいものですよね。

現代でも実現可能な至高のライフハック集

マインドマップ

「最高の体調」は、古代と現代の比較研究から導き出した現代人に必須のライフハック集です。

体調面に関することだけでなく、価値観・潜在意識・遊びなど、メンタリティーに関するテーマも扱っているのも特徴。

今回紹介した以外にもまだまだ面白いテクニックがたくさんあるので、気になる人はぜひ読んでみてください。

デンジ

即効性の高いテクニックが多いので、まずは自分が取り入れられそうなものから始めるのがおすすめです。

内容の詳しい解説はこちら