Googleアドセンスの審査に通りにくいブログのジャンルについて解説します。
禁止コンテンツなどのポリシー違反をしていなくても、審査に通りにくいジャンルというのは確かに存在しています。
これからブログを始める人はジャンル選びに注意しましょう。
デンジ
この記事の内容
芸能人・タレントのゴシップ記事
芸能系ジャンルはGoogleアドセンスの審査に通りづらくなっています。「著作権を侵害しやすい」、「独自性のあるコンテンツになりずらい」などが主な理由になります。
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著作権・肖像権の侵害リスク
まず問題になりやすいのは画像です。
芸能人・タレント・歌手の画像を無断でブログに貼り付けるのは、著作権・肖像権の侵害にあたる可能性があります。画像引用についてもかなりグレーなので、基本的には使用できないと考えた方が良いでしょう。
「芸能人の名前」+「彼氏」「卒アル」「すっぴん」…
などのキーワードで検索すると、芸能人の写真を使ったブログがたくさん出てくると思いますが、当然許可を取らなければ著作権違反になります。
「みんなやってるじゃないか…!」
と思うかもしれませんが、権利的にはほぼアウトなのでやめておきましょう。
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独自性の薄いコンテンツ
次は内容についてですが、芸能系ジャンルは独自性のあるコンテンツになりにくいです。
テレビ・ネットの情報を調べて書くスタイルになると思いますが、すでにある情報をまとめただけでは価値あるコンテンツになり得ません。独自の感想や意見を入れても、結局は誰が書いても同じような記事になるでしょう。
ウィキペディアや公式サイトのプロフィール情報をまるまる載せているサイトも見かけますが、これもただの引用なのであまり価値を生んでいません。
信憑性の薄い噂話で記事を構成している以上、独自性を出すのは難しいです。
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プライバシーの侵害にあたる可能性
「芸能人のゴシップネタ」や「個人のプライバシーを暴くような情報」で収益化をするという行為自体が問題視されています。Googleがこのような状況を放置するとは思えないため、この手のジャンルはより一層審査が厳しくなることが予想されます。
「〇〇の彼氏は?スリーサイズは?過去の卒アルは?」
みたいな記事をよく見ますが、芸能人にも当然プライバシーはあります。
見る人によっては、
- 「悪意をもってプライバシーを侵害している」
- 「ネットで拾った情報ばかりで信憑性が低い」
- 「アクセス欲しさにウソの情報で書いているんじゃ…?」
と思われてしまうこともあります。
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テーマを絞っていない雑記
テーマを絞らすになんとなく書いている雑記ブログは、「よく分からないサイトだな…」と判断される場合が多いです。
Googleアドセンスの審査は、記事だけを見ているわけではありません。使いやすさ・分かりやすさ・コンテンツの充実度など、全体的な完成度を細かくチェックされています。
ページ単体では良い記事でも、サイト全体がごちゃごちゃしていると、ユーザーに不親切なページと判断されてしまいます。
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メインテーマを3~4つに絞る
雑記ブログとはいえど、メインテーマを絞り込むことが大切です。
「雑記ブログ=なんでも書いていい」
と思われがちですが、それだと成長ペースが遅くなりますし、バラバラな情報が置かれているだけでは、「結局このブログは何の情報を発信しているの…?」と感じる人も出てくるでしょう。
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雑記ブログで扱うテーマを絞れば、自分が発信すべき情報もハッキリします。
自分が得意なこと・好きなことを分析して、長く書き続けられるテーマをメインに記事を書きましょう。
トップページの作成には力を入れよう
記事を書くことに気を取られすぎて、トップページの設計をおろそかにしている人が多いです。
「ブログの顔」とも言える重要なページなので、デザインや使いやすさには力を入れましょう。
審査に落ちる人でありがちなのが、トップページを見ただけでは「どんな情報を扱うサイトか分からない」というパターン。
記事単体のクオリティー高くてもトップページが乱雑だと、「管理が行き届いてない」「ユーザーに不親切なサイト」と判断されてしまいます。
- グローバルメニューを設置する
- プロフィールページへの導線を貼る
- 記事のタイトルを分かりやすくする
などなど、見やすくする工夫はいくらでもできるはずです。
ユーザーへの分かりやすさを第一に考えてブログを構築しましょう。
カテゴリー・タグの増やしすぎに注意
ブログ開設初期からカテゴリー・タグを増やすのはやめましょう。
「カテゴリーページに1つしか記事がない」というような状況だと、価値が低いページをブログに置いていると見なされます。
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つまりGoogleアドセンスの審査前は、記事の内容をある程度集中させた方が良いことになります。

記事数が少ないカテゴリーページ=コンテンツ不足を取られる可能性があります
カテゴリーの分類にも注意が必要です。
初めて来た人が見ても分かりやすいカテゴリー名を付けて整理しましょう。
カテゴリーが「未分類」「日記」「好きなモノ」…など、意味不明なものばかりだと、ユーザーが記事を探しにくいのでマイナス評価になります。
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ニュース情報のまとめサイト
最新のニュースを集めて記事を量産するやり方もおすすめできません。
テレビ・ネットから拾った情報だと独自性を出しにくいですし、適当にまとめただけでは内容がスカスカになってしまいます。生半可な知識でニュースに突っ込むと下手をすれば炎上する可能性もあります。
ニュース記事は流れてきた時点で情報がほぼ出来上がっているので、そのまま引用して一言付け加えるくらいでは、コピーコンテンツと見なされる可能性もあります。
とはいえ、瞬間的にはアクセスを見込める分野なので、十分なリサーチをして書くのはOK。自分の見解を書いて独自性を付けるようにしてください。
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日記や作業記録
少し前は日記のような内容でも審査を通過できましたが、現在はほぼ不可能なレベルで基準が厳しくなっています。審査を通りづらい原因は、ユーザーへの価値がほとんど生まれないためです。
「今日は久しぶりに簿記の勉強を再開!とても集中できました♪」
…といった内容で記事を書くのはNG。
プライベートな情報に価値が生まれるのは、芸能人や一部のインフルエンサーだけです。
日々の生活で起こったことを書き続けても合格は難しいので、必ず実体験や独自の主張を盛り込みましょう。
- 合格者が教える!簿記試験までにやっておくべきこと
- 【効率アップ】簿記の勉強スピードを速める5つのコツ
このような内容に改善すれば、ユーザーに対しての価値も高くなります。
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投資・株・FX・仮想通貨
投資・株・FX・仮想通貨をはじめとした金融系ジャンルも年々審査が厳しくなっているようです。
他人の財産に影響を与えやすいお金絡みの情報には、高い専門性が求められます。
その道の専門家や投資で圧倒的な実績を出している人ではないと、信頼される情報を提供するのは不可能でしょう。
金融系の情報は根拠を提示しにくいため、現状は「みんなが好きなことを言っている」感じです。特に値動きが激しいFX・仮想通貨系の分野は、ひょんな噂話でユーザーが多額の損失を被ってしまう可能性があるため、Googleが厳しく取り締まっているのです。
また金融がらみの情報から怪しい情報商材に誘導するサイトも見かけますが、アドセンスでの収益化を目指すならこれもやめておきましょう。
情報商材は未だに世間の認知度が低く、詐欺のような怪しい商材も多く出回っているからです。
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医療・健康・ヘルスケア
度重なるGoogleアップデートで上位表示されにくくなった医療・健康のジャンル。禁止コンテンツへの接触や、薬事法を意識したライティングなど、気を付けることがたくさんあります。
金融系分野と同じく権威性が必要になるので、医師・看護師などの医療関係者でなければ信頼されるコンテンツを作りずらいです。
また医療・健康系の分野は実体験に基づいたコンテンツであっても、医学的根拠を提示できなければ信頼されない可能性があります。
専門家の意見や研究機関の実験データなど、十分に信頼できる情報を元に記事を書くならOKですが、いずれにしても専門知識がないと厳しい分野です。
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恋愛・婚活・結婚
恋愛・結婚などのジャンルも初心者が挑むには少しハードルが高い分野。特に気を付けたいのは禁止コンテンツへの接触です。
「マッチングアプリ」「婚活パーティー」「結構相談所」を推奨するような内容はすべてNGになります。また、恋愛系のネタを扱っているとアダルト系の話になりがちですが、ちょっとした下ネタであってもNGです。規約の制限が厳しいので、書けることが限られてくるのです。
また、日記っぽい内容にならないようにも注意する必要があります。
一般論を淡々と語るのではなく、オリジナリティーを意識して記事を書いてください。
客観的なデータや自身の体験談を駆使して記事を作らないと、なんとなく内容が薄い記事になりがち。恋愛が得意分野ならOKですが、経験不足で書くことがない人は安易に手を出さないようにしましょう。
つまりテーマ選びや書き方のバランスが難しい分野なのです。
すんなり審査に通ってしまうケースもありますが…長期運営においてはリスクが高いので要注意です。
デンジ
より詳しく書きました

ジャンル選定は慎重に行うべき
「Googleアドセンスの審査は年々厳しくなっている」
と言われていますが、審査自体というよりジャンルごとの規制が厳しくなっている印象を受けます。
適切なジャンルを選び、価値ある情報発信を続ければ必ず合格できることでしょう。
デンジ