Googleアドセンスを使ってブログ収益化を目指す場合、気にかけなければいけないのは「禁止コンテンツ」の存在です。
「禁止コンテンツ」とは、Googleによって収益化が禁止されているテーマ・内容のこと。
ただしこの基準は、少し曖昧で数が膨大なのです。初心者には少し難しい内容かもしれません。
せっかく勉強したは良いものの…
- 「どこまでがセーフで、どこからがアウトなのかが分かりづらい」
- 「色々気にしすぎて、どんな記事を書けば良いか迷う…」
といったことで悩んでいるという人は多いはず。
そこで今回は、禁止コンテンツと上手に付き合いながら記事を書いていく方法を解説します。
「どんな内容・表現で書くか」「セーフ・アウトの線引きをどうするか」「どんな指標で記事作るか」…など、普段から自分が気をつけている内容を全部まとめてみました。
デンジ
この記事の内容
禁止コンテンツに明確な線引きはあるのか
Googleアドセンスの禁止コンテンツは、明確な線引きがないものが多いです。
例えばアダルトの項目では「水着の女性の画像」は完全にNGですが、「お腹が見えそうな服を着ている女性の画像」ならどうでしょう。画像の見え方や露出度によって微妙なラインになると思います。
「この画像は?」「この文章は?」「この表現は?」…と突き詰めていくと、白黒をハッキリと判断しにくいケースが多く発生するのです。
デンジ
「人の目」と「ロボット」のダブルチェック
Googleアドセンスの審査や禁止コンテンツのチェックは、アドセンス担当者による目視と、機械によるチェックの二つで成り立っています。
人の目で確認している以上、主観や感性の違いで判断基準が変わってしまうし、機械によるチェックでは見抜けない禁止コンテンツも出てきます。
デンジ
具体例をすべて提示することは不可能
世界には星の数ほどのWebサイトが存在しており、文章・画像・動画などの領域において常に新しいコンテンツが生まれ続けています。
具体例を提示しても常に新しいパターンが生まれ続けます。
全てに対応する基準を提示するのは不可能なので、ざっくりとした指標・基準を設けるしかないのです。
デンジ
明確すぎる基準を公開すると抜け道ができる
どの分野にも言えることですが「明確な回答」を設定すると、必ず抜け道が生まれてしまいます。
文字数・内容・画像などの各分野で答えが明確になると、必ずその基準のみを満たしたスパムのようなサイト(裏技)が生まれます。要するに仕組みを悪用されやすくなるわけですね。
こうなるとGoogleとサイト制作者のイタチごっこになってしまい、健全なサイト制作者にも悪い影響を与えてしまいます。
だからGoogleは意図的に基準を曖昧にしているのです。
禁止コンテンツ違反=即停止ではない
一つ安心しても良いのは、「禁止コンテンツに違反したからといって、即アカウント停止になるわけではない」ということ。
警告を受けた段階できちんと改善すれば、ペナルティーはほとんど受けないでしょう。
禁止コンテンツの明確な線引き・判断ができない微妙なケースなら、とりあえず公開して様子を見てみてるのが良いかもしれません。
デンジ
ただし絶対にダメな内容は存在する
Googleアドセンスには、一発でアカウントが停止するレベルの内容もあります。
- 児童ポルノ系・・・世界的に厳しく取り締まっているコンテンツ。アダルト関連では特に気を付けなければいけない。
- 犯罪斡旋系・・・・そもそも社会的に許されていないコンテンツ。このテーマで集客すること自体にリスクがあります。
デンジ
禁止コンテンツに対する知識が浅い状態で、「まぁ大丈夫だろう」とポンポン記事を出していくのは危険です。
「これはOK」「これは絶対ダメ」「これは微妙」…と判断できる最低限の知識を身に付けましょう。書く内容について選別するのはそれからです。
迷ったときに使える二つのチェックポイント
「この内容は若干怪しいかも…」と迷ってしまったときは、下記二つのチェックポイントと照らし合わせてみましょう。
1:ファミリーセーフで考えてみる
際どい内容を書くときは、「ファミリーセーフ」で考えてみましょう。
ファミリーセーフを簡単に説明すると、自分が書こうとしている記事の内容を「家族・友達・知人などに見られても平気かどうか」という判断基準になります。
「こんなことを自分が書いているってバレたら恥ずかしい…」
そう感じてしまう過激な内容ならば、Googleアドセンスには適さない記事になるかもしれません。
かなり主観的な判断基準ですが、明確に線引きできない微妙なラインの判定には役立ちます。
デンジ
詳しく知りたい人はこちら

2:啓蒙的な内容かどうかで判断する
通常なら禁止コンテンツに該当するようなテーマでも、啓蒙的な内容であれば許されるパターンがあります。
タバコを例にとってみましょう。
タバコはドラッグに該当するので、基本的にはGoogleアドセンスの広告を貼ることができません。特に喫煙を推奨したり、タバコの販売ページに誘導したりするようなコンテンツは、高い確率でペナルティーを受けるでしょう。
しかし、同じタバコの内容でも例外的に許されるケースがあります。「タバコの害を訴える」「禁煙方法を解説する」「タバコの歴史を紹介する」…など、有益な情報を発信する目的であれば規約上は広告運用も可能になっています。
このように、推奨するような内容でなければ、多少攻めた表現でも大丈夫です。
ただしあまりにも禁止ワードが多いと、機械的な判断でペナルティーを受けてしまう可能性もあります。内容には十分に注意しましょう。
デンジ
禁止コンテンツを意識しつつ記事を書くべし
今回は禁止コンテンツの線引きや判断基準について解説しました。
禁止コンテンツの判断は難しいですが、Googleも揚げ足取りのようにあらを探しているわけではありません。最初は細かい部分まで気にしなくても大丈夫そうです。