コロナウィルスの蔓延による緊急事態宣言で、自分のメイン常駐先である会社も全面的にリモートワーク体制となりました。
リモートワークのデメリットは、ずばり「サボりやすいこと」です。
だから会社側もあれこれ対策をしていて、自分の職場では業務を始める前に1日のタスクを報告するルールがあります。
最初は「めんどくさ〜い」と思っていたこの仕組みですが、いざやってみると1日のタスク達成率が大幅に上昇していることに気づいたのです。
デンジ
この記事の内容
やること宣言を始める前の状況

「やること宣言ルール」が施行される前の自分は、1日に組んだ予定の大半を消化できずに持ち越してしまうダメ男でした。
- 調子に乗ってスケジュールをパンパンに詰め込む
- 全てがスムーズに進む前提で予定を組む
- 未達タスクをカウントせず、次の日に持ち越し
目標は自分との約束なので、たとえ未達だったとしても誰にも怒られません。
イマイチ調子が出ないときは、なんだかんだと言い訳をしつつ、次の日にタスクを持ち越す癖がついていました。
デンジ
やること宣言の基本ルール

会社が設定したルールはいたってシンプル。
リモートワーク開始時に1日の実行タスクを宣言し、終了時にどれだけ終わったかを報告するというものです。
リモートワークの基本ルール
- 業務開始時に1日のタスクを箇条書きで書く
- 休憩時・離席時は一言報告する
- 業務終了時に完了タスク・未達タスクを報告
デンジ
やること宣言で目標達成率が上がった要因
1日のタスクを宣言することで、何がそんなに変わったのでしょうか?
考えられる要因を3つに絞ってまとめてみました。
1日の予定を意識に刻み込める
人は目標を常に可視化(見える化)しておかないと、次第にサボり癖が出てしまうもの。監視の目が効く環境で宣言することによって、頭と身体にやるべきことが強く刻み込まれるのです。
朝一番というタイミングもかなり良く、脳が一番フレッシュな状態でタスクを整理することができます。
デンジ
無理な目標を立てなくなる
1日の終わりに「達成タスク」と「未達タスク」を発表しなければならないので、自然と余裕があるスケジュールを申告しやすくなります。
人は皆自分の能力を過大評価しているので、普通の状態だと到底終わるはずのないスケジュールを組んでしまうものです。
未達タスクを申告するのは誰だって嫌なので、不測の事態が起きてもある程度対応できるように、余裕のあるスケジュールを組めるようになります。
デンジ
タスクの終了予測が上手くなる
スケジュールを可視化することで、一つのタスクにかかる時間の予測が日々上達していくのもメリットです。
宣言したタスクを上手くこなせなかった場合…
- 「時間がかかってしまったポイントは何か」
- 「次はどこを工夫したらもっと早く終わるか」
- 「そもそもタスクの見積もりが甘かったかも…」
など、予測時間とのズレを改善しようとする意識が働くのです。
スケジュールを立てたときは気づきにくいですが、突発的に舞い込む仕事や、予想外の落とし穴は案外多いもの。
失敗・改善のサイクルを繰り返すことで、スケジュールを立てるときに発生する認識のズレを少なくすることができます。
やること宣言を行う場所を作る

「現状やることリストを宣言する場所がない…」という人でも大丈夫!
工夫次第で宣言する場所はいくらでも作ることができます。
ツイッターで宣言する
一番手軽なのは、ツイッターなどのSNSで目標を公言することです。
たとえフォロワーが少なくても誰かに監視されている状況を作り出せますし、自分から同じ目的の人を増やしてグループ化することも可能です。
デンジ
グループチャットで宣言する
SNSが苦手な人は、メンバー限定のグループチャットに参加する方法もありです。
「LINE」や「Facebook」のアカウントがあれば無料参加できるコミュニティーも多いので、自分の目的に合ったグループを探してみるのもおすすめ。
他人の作業進捗などを見て刺激を受けたり、有益な情報を交換しつつ作業に取り組めるメリットもあります。
デンジ
家族・恋人・友達に宣言する
家族・恋人・友達に目標を宣言するのも良いでしょう。
さすがに毎日宣言できるような状況は作りにくいですが、会うたびに目標や夢を宣言し続けることで、サボりループから抜け出しやすくなります。
デンジ
監視される緊張感をスパイスに

「人前でやることを宣言する」という単純な行動でも、人から監視されている状況を意図的に作ることで目標達成率が大幅にアップします。
デンジ