個人的に気になっていた「デジタルデトックス」を試してみました。
デジタルデトックスとは、パソコンやスマホから離れた生活をすることで、心と身体のバランスを整える取り組みのこと。
今回はデジタルデトックスで感じた効果と注意点、上手に続けるコツなどを紹介します。
この記事の内容
デジタルデトックスとは
デジタルデトックスとは、デジタルデバイス(パソコン・スマホなど)を一定期間使用しないようにすることです。
デトックスの定義・対象範囲ははっきりしていませんが「一定期間完全に断つスタイル」と、「一部使用はOKとするスタイル」の二種類があります。
ちなみにデジタルデバイスとは、以下のようなものを指します。
デジタルデバイス一覧
- パソコン
- スマートフォン
- テレビ
- ゲーム
デンジ
デジタルデトックスの目的
デジタルデトックスの目的は、一時的にデジタルデバイスと距離を置くことで、心身をリフレッシュさせることにあります。自律神経のバランスを整えることで、人本来が持つ従来の生活リズムを取り戻すことができるのです。
スマホゲーム依存やSNS中毒の人には、特に効果的です。
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実際に試した期間
自分が試した期間は二日間です。
一日目は家でのんびり過ごし、二日目はペンとノート、本を一冊持って、近くにある大型スーパー銭湯に引きこもっていました。
期間中はスマホの電源をオフにし、パソコン・モニター・ゲーム機器などと一緒に段ボールにしまい込みました。ガムテープでぐるぐる巻きにして完全に封印完了です。
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ほかのブロガーさんの記事もいくつか拝見しましたが、実践する期間や、デジタルデバイスの対象、縛りの範囲などは人それぞれでした。明確な定義はなさそうなので、生活リズムに合わせて無理のない範囲で実践するのが良いかと思います。
デジタルデトックスで実感できた効果
デジタルデトックス中に実感できた効果・メリットについて紹介します。
健康に良い
健康面は明らかに改善が見られました。
普段から感じていた目の重さがないし、規則正しい生活リズムになるし、睡眠の質も大幅に向上します。身も心も軽くなるので、自然と外で運動したくなってきます。
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健康面の効果まとめ
- 目の重さがなくなり、良く見えるようになる
- 疲労が貯まりにくく、日頃の疲れがとれやすい
- 常に頭が冴えていて、創造力・思考力が高まる
- 気分爽快で、自然と身体を動かしたくなる
- 寝つきが良くなって睡眠の質が向上する
時間が増える
使える時間が圧倒的に増えてびっくりします。
鬼のように読書したり、趣味を楽しんだり、運動したり、瞑想したり…と、普段なかなかできないことにたくさんチャレンジすることができます。
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パソコン・スマホの使用時間が浮くのはもちろん、「やるかどうかを迷う時間」がなくなるので、余計に時間が余るのです。
いつもとは違った生活サイクルになるので、新しい習慣を取り入れる絶好のチャンスでもあります。
生活改善のヒントを得られる
実践中に得られる気づきが多いのも魅力の一つ。実践中はパソコン・スマホ漬けの生活と比べてしまうので、普段の生活における問題点が浮き出てきます。
浪費している時間を認識しやすいため、
- 「次からはスマホを見る時間を少なくしよう」
- 「無意識の行動を見直して時間の浪費を抑えよう」
…と、自主的に改善の糸口を見つけやすくなります。
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のんびり過ごせる
時間を忘れてのんびり過ごせます。
自分と向き合う時間も増えるので、今後の目標や今抱えている悩みなどを解決するにはちょうど良い機会かもしれません。
いつも何かに追われているような焦燥感は一切なく、ゆっくりとした時間の流れを楽しめます。思考がクリアな状態になっているので、自然とクリエイティブな発想がどんどん湧いて出てきます。
デジタルデトックスで感じたデメリット
リフレッシュ効果はとても大きいですが、もちろん良いことばかりではありません。
デジタルデトックスのデメリットについても解説します。
遠出しにくい
Googleマップや乗り換え案内アプリが使えないので、自分がよく知らない土地に行くのがちょっぴり不安になります。スマホを持ち歩いていない場合は緊急事態にも対応できなくなります。
PASMOをはじめとした決済サービスも使えなくなるため、現金を持ち歩かないと移動や買い物も困難になってしまいます。
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緊急の連絡に気づけない
スマホの電源を切っていたりすると、緊急の連絡に気づけません。仕事・恋人・友達関係で重要な案件を抱えている人は、かなり不安な気持ちで過ごすことになるでしょう。
実際に連絡がこなかったとしても、
「今誰かが自分に連絡してるんじゃないか?」
という心配から完全に逃れることはできません。
また、置かれている状況によっては、デジタルデトックスを行える状況ではないこともあります。
- 子育て中のパパさん・ママさん
- 超繁忙期の経営者
- 納期ギリギリの仕事を抱えているクリエイター
といった方々は、何かと連絡頻度が多くなりがち。
連絡が取れない⇛トラブルに発展
といった図式になってしまう人は、少し状況が落ち着いてからでないとできないでしょう。
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執筆作業ができない
執筆の大部分をパソコン・スマホに依存している自分は、普通にブログを書くことが困難に…。当然それに関連する管理・連絡業務も全部できなくなりました。
ノートやメモにがっつり下書きを書くのはしんどいので、期間中の執筆作業はキッパリ諦めました。
その代わりに、「普段できないキーワードの整理」「ブログコンセプトの見直し」「記事のネタ出し」などのタスクをたくさんできたので、これはこれで満足です。
スキマ時間を有効活用できない
スキマ時間を有効活用できるスマホが使えないため、ふいに訪れる小さな時間に何をすればいいか分からなくなるときがあります。手元に本やメモ帳がないとアイデアを記録しておくこともできません。
休み中に行うことが多いので、実際はそこまで気になりません。普段から細かく時間を管理したい人には、ちょっとしたストレスになります。
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デジタルデトックスを上手に続けるコツ
デジタルデトックスは、パソコン・スマホへの依存度が高いほど反動が大きいもの。
今回は期間中に「実践していて良かったな」と感じた三つの行動について紹介します。
やることリストを決めておく
時間が余りすぎて暇になるので、あらかじめやりたいことリストを決めておきましょう。普段できていないことや、日頃からやりたかったことを書いておくのがおすすめです。
個人的におすすめなのは、読書・趣味・運動・掃除・断捨離などのタスクです。
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何もないところに行く
家の中にいると、普段の習慣でパソコンやスマホをいじりたくなってしまいます。環境をガラッと変えたい人は、思い切って普段行かない場所に行ってみると良いでしょう。
気になっていたカフェや、隣町の図書館など、少し馴染みのない場所のほうが作業に集中できる可能性が高いです。
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連絡が取れなくなると伝えておく
- 「あの人から連絡来てるんじゃないか…」
- 「仕事で緊急の電話が入ってたらどうしよう」
など、実践中は連絡に関する不安・ストレスにさらされます。
心身共にリラックスできる時間を作りたいなら、周囲の協力が必要不可欠。
あらかじめ連絡が取れなくなることを家族・友人・仕事先に伝えておけば、余計なストレスから解消されて有意義に過ごせます。
デジタルデトックスの実践結果まとめ
以上、デジタルデトックスを実際に試してみた感想でした。
現代社会においてパソコンやスマホを完全に断つのは難しいかもしれません。
ですが、ほんの少しだけでも離れる時間を作ってあげると、心身のリフレッシュや新しい気づきが得られるのも事実です。
「最近ちょっと依存しすぎだなー」と感じている人は、短期間や緩めの縛りで気軽に始めてみましょう。
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