「個性的な文章って、どうやったら書けるようになるんだろう?」
ライターとして仕事を貰い始めた頃から、ずーっと気になっていたのがこのテーマ。
これの答えが長年見つからなくて、結構病んでいた時期もあったんですよね。
特に個性丸出しで好き放題書けるブロガー勢にとっては、自分が書いた記事を「個性がない」「ありきたり」「つまらない」…と評価されることに、誰よりも恐怖を感じているのではないでしょうか。
こんなことを考えていたある日、「あ、個性的な文章って、多分こんな感じかも…」ってのがパッて閃いたんですよね。
そんなわけでこの記事では、「個性的な文章」の書き方について思うことを、備忘録的にメモしまくっておこうと思います。
デンジ
個性的な文章はテンプレ脱却から始まる
いきなり結論を言っちゃうと、個性的な文章は、決まった型(テンプレ)から脱却することで書けるようになります。
文章のテンプレートとは、自分が記事を書くときに使う決まりごとのようなもの。
例えばですが、「今回は◯◯のテーマについて解説します」とか、「こんな悩みを解決します」とか、文章を量産するうえでよく使う、使用頻度の高い決まり文句みたいな文言ってたくさんありますよね?
特に導入文・まとめ段落の二つは、テンプレ化しちゃったほうが格段に書きやすいのも事実です。
こんな感じのやつね

初心者時代はついつい頼りがちなテンプレですが、頼りすぎると型通りの文章しか書けなくなり、無個性になりがちです。
「個性=その人らしさ」ってことなので、テンプレばかりに頼っていると、いつのまにか自分の色が薄くなってしまうんです。
思考停止でテンプレに沿って書き続けるよりも、記事のテーマに合わせて柔軟に自分の言葉を放出していく。
そのほうが個性的な文章になる可能性はグッと上がるでしょう。
デンジ
・・・と思っている人には残念なお知らせですが、この考え方には落とし穴があります。
悲報:最初から個性的な文章は書けない
非常に悲しいお知らせですが、初めて文章に触る人は、最初から個性的な文章を書けるわけではありません。
その理由は、個性的な文章とそうでないものの区別ができないから。
どの分野でもそうですが、基本的なスキルが身についているからこそ、その先の応用的な技術を習得できるようになります。
基礎の土台がグラグラの状態で、個性やオリジナリティーうんぬんと言っても、すぐにボロが出て崩れ去っていくのは確実。
まずは読みやすい・伝わる文章を練習しなきゃ、個性なんか演出できっこないんです。
最初から基本型を学ばずに個性的な文章を書けるのは、ガチの天才だけ。自分が真の天才だと思うなら突っ走れば良いですが、ほとんどの人は凡人スタートですよね。地道にコツコツ進むのが一番の方法です。
デンジ
自分も過去に勘違いして黒歴史を量産してましたが…結局は「基本スキルをコツコツ学ぶことが一番の近道である」という結論に達しました。
要は「個性的」と「無個性的」の区別がつかないと、普通の書き方からズラしようがないってことなんです。
テンプレに従って文章を書くメリット
個性うんぬんで悩むよりも、まずは読まれる文章を書いていこうぜ!ってことです。
- 「ここはパターン化したほうが良さそうだな」
- 「ここは毎回同じ固定文言を使って締めよう」
- 「この言い回し使いやすいから多用してみよう」
といった具合に、ある程度自分の文章のスタイル・型が定めて執筆経験を積んでいくのが大切です。
良いと感じたものはどんどん取り入れて、まずは基本の型を確立しましょう。

個性を手に入れるまでの流れ
最初から個性的な文章を追求しても、ただの駄文になってしまうので一度諦める。まずはWebの世界で読まれやすい標準的なSEOライティングを身につけるのが先決。
文章の基礎を学びながら、ひたすら書き続けて練習する。個性や自分の色をあまり出さない記事も、Webライティングの分野では一定の需要があるので書けるようになっておく。
文章を書くことには慣れていくが、最適化されたテンプレ記事に慣れると、徐々に個性が消えていく。型から外れて自由に書きたいという気持ちが育ってきたら進化の時期…!
書きたい欲が最大まで高まったときに、あえて定跡から外れて自由に書いてみる。形式には捉われず、好きなことを書きたいように書いていく。
デンジ
定跡から外れる勇気を持つ
というわけで、個性的な文章の書けるようになるまでのステップを解説しました。
勢いで一気に書き上げたので、ちょっと分かりづらい部分が多かったかもですね、、、すいません。
「テンプレやめろ」って言ったり、「テンプレ守れ」って言ったり…矛盾してるだろ!
という声が聞こえてきそうですが、文章の書き方をテンプレに落とし込むことで、成長速度を早められるのは紛れもない事実です。
ただしそれだけだと無個性ロボットになっちゃうなので、どこかのタイミングでその殻をブチ破る必要があるよーって話でした。
デンジ