友人・知人間のお金の貸し借りって本当に難しい問題ですよね。
ほんの少しのお金の貸し借りで人間関係をおかしくしてしまった人、実は結構多いんではないでしょうか。
今回は「お金の貸し借りが人間関係を破壊する理由」について考えてみました。
デンジ
この記事の内容
お金の貸し借りが人間関係を壊す5つの理由
お金の貸し借りが生み出すストレスとはどんなものなのでしょうか。
自分が特に重要だと思うポイントを5つ紹介します。
貸した側は覚えてる・借りた側は忘れてる
認識がズレやすいポイントの一つが、貸す側と借りる側の記憶力の違いです。
貸す側は、貸したお金・貸したときの状況・約束した返済期日をこと細かに覚えているのに対して、リスクのない借りた側は、すべてを曖昧に記憶してしまうのです。
金額と返済日の認識
- 貸した側…具体的に、はっきりと覚えている
- 借りた側…抽象的に、ぼんやりと覚えている
無くなれば命の危険に直結するお金を一時的にも貸すわけですから、貸す側がシビアになるのはしょうがないもの。
この時点でイライラ状態になるのですが、肝心の借りた側はそんなこと気にしません。一時的にお金が増えた安心感でつい返済を忘れやすくなってしまうのです。
デンジ
返済期間を過ぎてもアクションがないと、「いつ返すんだよ…こいつ」と、だんだん怒りが湧いてきます。
普段は許せるようなことでも、ついきつく当たってしまったり、ときには喧嘩をしてしまったり…と、少額の貸し借りでも人間関係を十分破壊するパワーを含んでいます。
中にはちゃんと期日を守って返済する人もいるけど、借りることが当然だと思っている常習者は、返済期日を守る気なんてさらさらありません。
貸した側から催促しにくい
相手が期日になっても返済してくれない場合、こちらから催促をすることになります。
返さない向こうが悪いので、催促をするのは当然のことなのですが…なぜだかこちら側から言うと気まずい感じになってしまうんですよね。
「返してくれ」の一言だけだったとしても、お金が絡むとまるで自分が借金取りみたいな構図に見えてしまいます。
そもそもシビアなお金の話をこちら側からするのはかなりの労力。それだけで大量のエネルギーを消耗します。
「なんで貸した側がリスクを背負わされた上に、エネルギーを使わなきゃいけないの?」
ってな感じで、これまたイライラが溜まってしまうポイントになっています。
デンジ
貸した側にメリットが一切ない
お金の貸し借りって、ハッキリ言って貸した側に一切メリットがないのです。
一旦考えられるデメリットを箇条書きでまとめてみます。
- 貸した金額と返済日を記憶し続ける必要がある
- 相手が忘れた場合はこちらから徴収する手間が発生
- 返してくれなかったらどうしよう…で精神を削られる
- 借りた側から逆恨みされるリスクあり
- 一度トラブルが起きると関係修復が困難に
- 利子を付けづらく金額もほぼ増えない
とこんな感じで、一種の罰ゲームみたいな状態に。
上記のストレスを抱えながら返済日まで日常生活を過ごさなきゃいけないわけなので、貸した額によってはなかなかキツいですよね。
「相手から感謝されるのがメリット」という人もいると思いますが、そもそもお金にルーズな人は、貸す側のリスクを認識していない場合がほとんど。感謝の念を持っているかは疑問です。
借り逃げされるリスク
- 借りた側が返済せずに忘れる
- 返済を迫るもごまかされる
- 再度徴収しずらいので泣き寝入り
ってパターンは、お金の貸し借りにおいてはよく起こるもの。
貸したお金がそのまま損失になるというシンプルに痛いパターンです。
借り逃げされるとお金は減るし、話しかけずらくなるし、モヤモヤが募るし…で最悪ですよね。
最初から借り逃げする前提で借りる人もいるし、最初は返すつもりだったけどなんとなく嫌だから返さないみたいなひどい人もいます。
デンジ
再度お金をせがまれるリスク
貸してくれたことに味を占めて、再度お金を貸してくれと頼んでくる人もいます。
何も言わない優しい人的なポジションで認知されていると、こんな感じでたかられる人が結構多いのかなあと感じています。
なんだかんだで憎めないやつとかだと、結構気軽に貸しちゃったりしますよね。
お金にルーズな人は無意識のうちに「貸してくれる人リスト」を頭の中に持っているもの。まずはこのリストに自分が入らないようにするのが大切です。
たとえ仲が良い友達だったとしても、厳しいところはきっちり厳しくしないと関係が悪化していきます。
デンジ
お金の貸し借りルールを決める
お金の貸し借りと人間関係においては、自分の中できちんとルールを決めておくのが大切。
今回は自分が普段から心がけているルールを紹介します。
クレクレ君とは距離を置く
「常時金欠で、自分以外からもたくさんお金を借りていて、そのくせ返済も滞りがち」そんな人は、普通に考えたらかなりヤバい人。付き合っていても実害が大きい場合は、思い切って切っちゃってOKです。
「貸してくれ」の頻度が多い人は、多少気まずくなっても良いのでどんどん距離を置いちゃいましょう。
疎遠にしていくのはもちろん、お金を貸してと言われても一切応じないようにすること。
デンジ
自分も気を付ける
お金の貸し借りに関しては、「自分も借りる側になり得る」ということを常に意識して生活しましょう。すでに説明した通り、借りた側は返済への認識が薄くなりがち。お金の貸し借りにまつわるタスクは最優先で片付けるのが鉄則です。
「財布を忘れたのでジュース代を借りた」「会社の飲み会の費用を後輩が立て替えた」…といったケースは、日常ではよく起こり得るもの。
- 万が一借りたら可能な限り最速で返す
- 金額や返済日は詳細をメモする
- 忘れないようにTODOやリマインダーに入れまくる
そのくらい徹底しておかないと、忘れた頃にプチ炎上してしまいます。
デンジ
お金の問題は別の場所で処理しよう
結局のところお金の貸し借りは、信頼関係をベースに成り立っていることが多いんですよね。
正直額はそこまで関係がないと思っていて、貸し借りから垣間見れる人間性の評価が人間関係を壊しやすいのだと思います。
いろいろ語りましたが、人間関係を良好に保ちたいなら、お金の問題は一切持ち込まないほうが良いよね!という話でした。