今回は、ハラスメント界隈でも話題に上がることが滅多にない「お菓子ハラスメント(オカハラ)」について詳しく解説します。
オカハラは最近できたハラスメントのようなので、ネットをあさっても情報がほとんど見つけられなかったんですよね。
「ならば、自分がまとめてみよう」
…という強い思いで、この記事を執筆しています。
というのもこのオカハラ、無類のお菓子好きが集まる私の会社では、割と大きな問題に発展しそうなのです。
この記事では、オカハラの詳しい説明と、職場でよく発生するオカハラのケースを8つほど考察してみました。
デンジ
この記事の内容
お菓子ハラスメント(オカハラ)とは?
「お菓子ハラスメント」とは、その名の通りお菓子にまつわる嫌がらせのことを指します。
競合の多いハラスメント界隈ではあまり目立たない存在ですが、実際に不快に思っている人は相当数います。
セクハラ・パワハラ・モラハラなど、ハラスメントの大先輩たちと比べればその被害は少ないかと思われがちですが、お菓子だからという理由で甘くみてはいけません。
程度が小さくても、それが毎回となればチクチクとストレスが蓄積されていくもの。オカハラで感じた小さな不快感は、いずれ職場の人間関係にも影を落とす可能性があります。
またオカハラは、本人に嫌がらせの意思がなくても、相手が嫌がらせだと感じれば成立してしまうのも厄介なところ。
良かれと思ってやっていたことでも、相手からすれば迷惑だった…という救われないパターンも数多く存在します。
デンジ
職場でよく起きがちなオカハラパターン8選
ここからは、特に発生率の高いオカハラを8つに厳選して紹介していきます。
もっと細かく分けることもできますが、大体が下記で紹介するパターンに分類することができます。
自分だけお菓子が配られない
お土産を配るタイミングで、なぜか自分だけお菓子を配られないというパターンです。
- 「◯◯に旅行に行ってきました!」
- 「有名なお菓子をおすそわけしちゃいます♪」
と声高らかに言っておきながら、いざお菓子を配るときに華麗にスルーされる…。
「わざと」か「たまたま」かは分かりませんが、どっちにせよ傷つくやつです。
デンジ
お菓子を食べることを強要される
社内で大々的に「お菓子に集ま〜れ!」的な宣伝をされると、「いらないです」とは言いにくい状況。嫌いなお菓子でも「付き合いでパクッと一口」を強要されるパターンです。
社内のみんなが◯◯さんのお土産に釘付け!
…みたいな雰囲気になると、一人だけ無関心を貫くのは難しい状況です。
立場が低ければ尚更で、上司の渾身のお土産を付き合いで食べてしまう人も多いでしょう。
デンジ
嫌いなお菓子を渡される
自分が苦手なお菓子を渡されてしまうパターン。わざとやってくる人はほぼいないと思いますが、これもキッパリ断るのは難しい状況です。
「善意でくれたものを捨てるのは悪いし、かといって食べるのもキツイ…」
という二重の苦しみを味わうケースです。
空気に流されて一度でも受け取ってしまうと、次以降がさらに断りづらくなってしまうもの。
できれば最初の段階で、「自分苦手なんですよ〜」とやんわり断っておくのもおすすめです(※関係性上言える場合は…)
デンジ
自分が嫌いなお菓子をもらってしまった場合は、一旦家に持って帰り、お菓子ボックスに入れておきます。来客用に貰い物のお菓子入れを作っておくと便利です。
お菓子を食べる音がうるさい
「うるさい」「臭い」「汚い」など、五感を刺激するタイプのオカハラも存在します。
- お菓子を隣でバリバリ食べられたり…
- お菓子の匂いがオフィス中に拡散したり…
- 手に粉が付いたままタイピングしたり…
などなど、「生理的に無理!」と感じることを間近でやられてしまうと、仕事のパフォーマンスにもかなりの影響を及ぼします。
デンジ
ダイエットを妨害される
ダイエット中に「お菓子食べちゃえば〜?」と誘惑されるのもよくあるパターンの一つ。やってる方は冗談のつもりかもしれませんが、本気でダイエットに励んでいる人には辛い仕打ちです。
ダイエット妨害のパターンいろいろ
- 目の前でお菓子を食べられる
- 高価で美味しいお菓子をプレゼント
- 机にお菓子を置かれている
…など、パターンはさまざま。
ネタでやっている人がほとんどなので、本気で注意しにくいのが特徴です。
デンジ
旅行に行くときにお土産を期待される
旅行に行く前に、「お土産よろしくね〜」みたいなことを言われるパターンです。
こちらもほとんど冗談で言ってくる人がほとんどですが、中には本気で言っている人や、品物を指定してくる図々しい人もいます。
空気読めない同僚とかなら完全無視でOKですが、上司とかに言われると一瞬戸惑いますよね。
デンジ
お土産のお菓子を複数個持っていかれる
お土産のお菓子を複数個持っていかれるパターンもあります。「一人一個まで」という暗黙の了解を平気で乗り越えてくるモラルのない人は一定数います。
明らかに一人一個分しかない場合に大量のお菓子が消えると、せっかく買ったお土産が全員に行き渡らなくなってしまいます。
特に高価で数が少ないお土産をガッツリ持っていかれると、あまり良い気分はしないですよね…。
デンジ
お土産の箱だけが残される
お土産の空箱だけが取り残されている悲しいパターン。中身を抜き取られ、残骸が無残にも放置されている様子は、あまり良い気はしないものです。
お土産の空箱処理に明確なルールはありませんが、お土産を置いた本人が片付けるのは割と悲しい状況です。
デンジ
様々なオカハラパターンに対応できるように
今回は社内でよくありがちなオカハラパターンを8つ集めて紹介してみました。
オカハラは状況によってする側・される側のどちらにもなってしまいます。
「自分は常識人だから大丈夫!」と考えずに、常に自分が当事者になってしまう意識を持っておくことが大切です。